【防災士監修】防災グッズで本当に必要なものは?最低限備えるべきリスト一覧と選び方

いざという時に備えて、防災グッズを準備したいけれど、「結局、本当に必要なものって何?」と迷うことはありませんか?
あれもこれもと詰め込むと、重すぎて持って逃げられない……なんてことになりかねません。
この記事では、3度の被災を経験した防災士・しほママの監修のもと、これだけは用意しておきたい「厳選アイテム」を紹介します。
防災士が厳選!本当に必要な防災グッズとは?

防災準備の鉄則は、「逃げる時」と「過ごす時」を分けて考えることです。これらを混ぜてしまうと、荷物が重くなりすぎて避難の妨げになってしまいます。
サッと逃げるための「持ち出し用」(1次避難)
津波や火災から命を守り、安全な場所へ走り切るためのアイテムです。何よりも「軽さ」と「コンパクトさ」を最優先しましょう。
パパの大きなリュックに家族全員分を詰め込むのはNG。はぐれてしまったときのリスクを考え、子どもを含めて「一人一つずつ」背負える重さに分散させるのが基本です。

飲料水(500mlペットボトル 2〜3本)
2リットルボトルは重く、避難先でのシェアにも不向きです。飲み切りやすく、持ち運びやすい500mlを選びましょう。
すぐに食べられる食料
お湯が必要なものや、喉が渇く乾パンは避難時には向きません。ゼリー飲料、栄養補助食品など、「水なし・火なし・ゴミが出ない」ものが最適です。
携帯トイレ(3〜5回分)
避難所のトイレはすぐに使えなかったり、長蛇の列ができることも。最初の1〜2日をしのぐ分だけはリュックに入れておきましょう。
スマホ用モバイルバッテリー
スマートフォンは連絡、情報収集、ライト代わり。現代の避難においてスマホの電源は命綱です。充電が切れてしまわないよう、モバイルバッテリーを用意しておきましょう。
懐中電灯・ヘッドライト
停電下の移動に必須です。両手が空くヘッドライトやネックライトが理想的です。
ホイッスル(笛)
もしものとき、自分の居場所を知らせるために使います。声を出すよりも体力を消耗せず、遠くまで音が届きます。
アルミブランケット・レインコート
かさばる毛布や傘の代わりに。コンパクトに防寒・雨よけができるものを用意しましょう。
現金(10円・100円玉を多めに)
停電時はキャッシュレス決済が使えません。公衆電話や自販機で使える小銭が必須です。
身分証・保険証のコピー、お薬手帳、救急セット
スマホが使えない時に備え、紙のコピーを用意。常備薬や絆創膏も忘れずに。
数日間を過ごすための「自宅備蓄用」(2次避難)
地震の揺れが落ち着いた後、自宅や避難所で数日間過ごすための備えです。持ち歩かないため、自宅の取り出しやすい場所に保管しておきます。

飲料水と生活用水
飲料水は2Lペットボトルを箱買いしてストック(1人1日3Lが目安)。トイレ用や手洗い用の生活用水として、ポリタンク等に水を溜めておくと安心です。
非常食・日常の食品(ローリングストック)
防災専用品ばかりを買い込む必要はありません。しほママが推奨するのは、普段のレトルト食品やお菓子を多めに買う「ローリングストック」です。特に子どもは、食べ慣れないものだと嫌がったりお腹を下したりすることも。いつもの味が、心と体の安心に繋がります。
カセットコンロとガスボンベ
温かい食事は、不安な時の大きな精神安定剤になります。
LEDランタン
ろうそくは火災の危険があるため厳禁。リビング全体を明るく照らせるランタンがあると、夜の不安が劇的に和らぎます。
非常用トイレ(1人1日7回分×日数分)
家族4人が3日間過ごすなら、約90回分の非常用トイレ(携帯トイレ)が必要。ゴミ収集が止まることも想定し、多めに7日分備えておくと安心です。
▶【関連記事】非常用トイレの備蓄、何日分あれば安心?「3日では足りない」理由と家族分の計算式
食品用ラップ・ポリ袋
お皿にラップを敷けば洗い物を出さずに済み、貴重な水を節約できます。
トイレットペーパー・衛生用品
お風呂に入れない時のからだふきシートや、普段の紙類は1〜2パック多めにストックを。
防災グッズでケチらない方がいい3つのアイテム

軍手やゴミ袋などは100円ショップでも十分です。しかし、過去の被災者が「これだけは質の良いものを選ぶべきだった」と口をそろえるアイテムが3つあります。
水・食料
「高いものを買う」のではなく、「量と質を妥協しない」ことが大切。水が足りなかったり、嫌いな食べ物しかなかったりすると、避難生活のストレスは一気に限界を超えてしまいます。
特にお子さんや高齢者がいる場合、普段食べなれているものがいちばんです。レトルトカレーやお菓子、レトルトのおかゆなど、普段から多めにストックしておきましょう。
スマホ用モバイルバッテリー
安価なものは、いざという時に放電して使えない、容量不足といったトラブルが起こることもあります。信頼できるメーカーの大容量タイプを家族分用意しましょう。
携帯トイレ・簡易トイレ
ここが最も後悔しやすいポイントです。
安いトイレの多くは「固めるだけ」で、防臭機能がほとんどありません。
断水時、家族全員の排泄物が入った袋を数日間家の中に置いておくことを想像してみてください。悪臭が充満すると、自宅避難を続けることすら困難になります。
3度の被災を経験したしほママも、最も過酷だったのは「トイレの臭い問題」だったと言います。その実体験から、絶対に臭わないようにと開発されたのがQbitの『いつでも簡単トイレ』や『どこでも携帯トイレ』です。

最大の特徴は、強力な消臭力を持つ「ヤシ殻活性炭」を配合していること。数日間置いても臭いが気にならず、家族のプライバシーと生活環境を守ります。
▶【関連記事】携帯トイレのおすすめはどれ?Qbitと競合2社を徹底比較!
いざというときに困らない防災グッズを備えよう

防災グッズとして本当に必要なものは、「逃げるための持ち出し用(1次避難)」と「過ごすための在宅備蓄用(2次避難)」を分けて備えることが大切。
あれもこれもと詰め込んで重いリュックを背負うのではなく、まずは命を守るための最低限のアイテムを、家族それぞれが背負える重さで分散させて準備しましょう。
そして、在宅避難に向けては、いつもの食べ慣れた食料を多めにストックしつつ、モバイルバッテリーや「臭わない高品質な携帯トイレや簡易トイレ」といった命綱をしっかりと確保しておくことが大切です。
「もしも」の非常時に、大切な家族と少しでも安心して過ごせるように。まずはリストにあるものから、無理なく備えを始めてみませんか?
【監修】防災士・柳原志保(しほママ)

東日本大震災での被災経験から、「本当に現場で使える」にこだわってQbitシリーズの開発を監修。「食べ物は我慢できても、トイレは我慢できない」——。開発に込めたしほママの想いとストーリーはこちら。

