簡易トイレの凝固剤はどれも同じ?買う前に知るべき「失敗しない基準」

災害のトイレ対策として準備したい簡易トイレ。簡易トイレで使う凝固剤は、「とりあえず固まれば安いものでも同じ」と思っていませんか?
実は、市販の凝固剤の中には、「水では固まるのに、尿ではうまく固まらない」「袋に入れているのに臭う」といったものも存在します。安さだけで選んでしまうと、いざという時に「袋から漏れた」「臭いがひどい」と後悔することになりかねません。
この記事では、トイレの凝固剤を選ぶ際に絶対に欠かせない「3つの基準」について、凝固剤の専門メーカーである私たちが解説します。
凝固剤の役割と仕組み

トイレの凝固剤には、「高吸水性樹脂」という水分をあっという間にゼリー状に固める粉が使われています。
災害時、なぜわざわざ固める必要があるのでしょうか?「水漏れを防ぐため」「可燃ごみとして捨てるため」という理由もありますが、最大の理由は「悪臭と雑菌の繁殖を抑えるため」です。
液体のまま放置すると、あっという間に雑菌が増殖し、強烈なニオイが発生します。水分をゼリー状に閉じ込めることで、この悪臭の発生を遅らせているのです。
買ってから後悔しない!凝固剤を選ぶ3つのポイント

ネットで検索すると、値段も種類もバラバラな凝固剤がたくさん出てきます。いざ被災した時に「臭くて使えない」「固まらない」と後悔しないための、3つのポイントをお伝えします。
ポイント①:尿でしっかり固まるか
市販の凝固剤には、「水では固まるが、塩分を含む尿だと固まらない」ものもあります。メーカーが「人工尿」などでしっかり実験・検証しているかどうかを確認しましょう。
また、大人の1回の尿量は、約200〜300mlと言われています。もし吸水量が少ない凝固剤だと、一度で固まりきらずに何袋も消費してしまうことに。吸水量が十分にあり、スピーディに固められる凝固剤を選びましょう。
【動画検証】携帯トイレの凝固剤、本当に固まる?尿と同じ「塩分あり」の水分で比べてみました
ポイント②:消臭力があるか
実は、尿を固めただけではニオイは完全に消えません。災害時は数日間、ゴミ収集が来ない密閉された部屋でそのゴミを保管することになります。
単なる凝固剤ではなく、「ヤシ殻活性炭」や「銀イオン」などが配合された、ニオイを元から断つ強力な消臭タイプを選ぶとよいでしょう。
ポイント③:長期保存ができるか
凝固剤も、湿気を吸うと劣化して固まらなくなってしまいます。数年ごとに買い替えるのは手間もお金もかかります。
アルミパッケージなどでしっかり密閉され、「保存期間15年」など長期保存が保証されているものを選べば安心です。
凝固剤は代用できる?

「専用の凝固剤を買わなくても、家にある新聞紙や猫砂で代用できないかな?」と考える方もいるかもしれません。
結論から言うと、数回の一時しのぎであれば代用は可能です。
しかし、代用品には「ニオイを抑える力」や「除菌する力」がほとんどありません。それを数日間部屋に保管するとなると、悪臭で生活が限界を迎えるでしょう。
大量の新聞紙や猫砂を使うとゴミのかさも増え、処理も大変になります。家族の安全を守るメインの備えとしては、やはり専用の凝固剤が必要です。
身近なものでの代用方法や、そのメリット・デメリットについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
【関連記事】簡易トイレ・携帯トイレの凝固剤|代用できる身近なアイテムと注意点
しっかり固まる凝固剤で、家族の安心を守ろう

災害時、水や食料と同じくらい、いやそれ以上に切実な問題になるのが「トイレの悪臭」です。
代用品や安い凝固剤で急場をしのぐことはできても、家族の健康と衛生的な環境を守るためには、やはり消臭力と吸水力に優れた「専用の凝固剤」をしっかり備蓄しておくことが安心に繋がります。
Qbitの『いつでも簡単トイレEX+超強力消臭』は、ヤシ殻活性炭を配合し、圧倒的な消臭力で嫌なニオイをカット。アルミ製の防湿パッケージで15年の長期保存が可能なため、一度備えておけば長期間安心が続きます。
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いざという時に「臭くて使えない」「固まらなくて困った」と後悔しないために、ぜひ「消臭力」と「確かな吸水力」を基準に、ご家庭の安心を選んでみてくださいね。
【監修】防災士・柳原志保(しほママ)

東日本大震災での被災経験から、「本当に現場で使える」にこだわってQbitシリーズの開発を監修。「食べ物は我慢できても、トイレは我慢できない」——。開発に込めたしほママの想いとストーリーはこちら。