簡易トイレは半永久に使えるって本当?購入の際の注意点を専門メーカーが解説

 

防災グッズの必需品である簡易トイレ。

 

買い替えや点検は手間がかかるため、できれば一度買ったら長く置いておきたいですよね。

 

簡易トイレの寿命は「セットになっている『凝固剤』の使用期限」で決まります。

 

凝固剤は条件さえ揃えば半永久的に使えますが、保管状態やパッケージによっては数年で使えなくなることもあります。

 

簡易トイレの寿命=「凝固剤」の寿命!半永久と言われる理由

 

簡易トイレが「半永久的に保存できる」と言われるのは、簡易トイレを使う際に使用する凝固剤が、長期保存できるからです。

 

凝固剤は食品とは異なり、成分自体が腐るものではありません。そのため、理論上は時間が経っても吸水効果が消えることはなく、これが「簡易トイレは半永久保存可能」と謳われる最大の理由です。

 

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【要注意】凝固剤が劣化して「固まらなくなる」原因

 

成分自体は腐りませんが、凝固剤は劣化し、いざという時に尿が固まらないこともあります。その原因は以下の3つです。

 

原因①:湿気

 

凝固剤にとって湿気は最大の敵です。空気中のわずかな水分を吸い込み、未開封であっても袋の中で水分を吸ってカチカチに固まってしまうこともあります。

 

原因②:直射日光

 

直射日光(紫外線)に当たり続けると、凝固剤の成分が破壊され、いざというときに固まらなくなってしまいます。

 

原因③:極端な高温

 

真夏の車内(50〜80度にも達します)や、直射日光の当たる倉庫なども注意が必要です。凝固剤は、過酷な温度変化にさらされると、変質してしまいますので保管方法には注意しましょう。

 

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半永久!長期保存できる簡易トイレの選び方

 

簡易トイレを「半永久」という言葉だけで選ぶのは危険です。

 

備蓄用の簡易トイレを選ぶ際は、「凝固剤を湿気と光からどう守っているか」、つまり「パッケージの素材」を見極めましょう。

 

湿気や日光などから守る素材でできたパッケージのものを選べば、長くて15年の保存が可能になります。

 

要注意なパッケージ:透明なビニールや紙の袋

 

透明なビニール袋や紙製のパッケージに入った凝固剤は、湿気や光を通しやすい素材です。

 

いくら「半永久」と書かれていても、数年で劣化するリスクが非常に高いため、長期の備蓄にはおすすめできません。

 

おすすめのパッケージ:頑丈なアルミパッケージ

 

「アルミ素材」でしっかり密封されている凝固剤であれば、湿気や光をシャットアウトできます。

 

備蓄用の簡易トイレを選ぶ際は、必ずアルミ製のパッケージを採用しているものを選びましょう。

 

 

「10年〜15年保存」が保証されたメーカー品を選びましょう

 

いくらアルミ製のパッケージでも、永遠に完璧な密閉状態を保ち続けることは現実的には困難です。

 

そのため、「半永久」という言葉を過信しすぎないようにしましょう。

 

いざという時に確実に使えるよう、10~15年の保存ができる簡易トイレだと安心です。

 

「明確な保存期間をテストし、品質を保証している専門メーカー品」をぜひ、チェックしてみてくださいね。

 

【監修】防災士・柳原志保(しほママ)

 

東日本大震災での被災経験から、「本当に現場で使える」にこだわってQbitシリーズの開発を監修。「食べ物は我慢できても、トイレは我慢できない」——。開発に込めたしほママの想いとストーリーはこちら。

 

防災と暮らしをつなぐ——防災士しほママの想い