携帯トイレは100均で十分?「持ち歩き用」と「自宅備蓄用」の賢い選び方

「携帯トイレを備えておきたいけど、100均のものでも大丈夫かな?」と迷っていませんか?
100均の携帯トイレは、手軽に手に入るため、家族分をまとめ買いしようと考えている方もいるかもしれません。
「持ち歩き用」としてなら100均の携帯トイレでも十分ですが、「自宅の備蓄」として購入する場合は、少し注意が必要です。
100均の携帯トイレは、「持ち歩き用」におすすめ

100均の携帯トイレの最大のメリットは、何と言っても「安くて手軽に手に入る」ことです。
そのため、以下のような「日常の持ち歩き用」や「短期的な備え」としては非常に優秀です。
- 通勤や通学のカバンに入れておく「お守り」として
- 休日のドライブや渋滞時のトイレ対策として
- 登山やアウトドアでの緊急用として
日常的な外出であれば、もし携帯トイレを使ったとしても、比較的すぐに処分することができます。また、使ったらまた新しいものに買い替えるのも100均なら負担になりません。
日常の備えとして「とりあえず持っておく」という目的なら、100均の携帯トイレは大いに役立ちます。
「自宅の備蓄用」なら、メーカー品がおすすめ

一方で、災害時のために「自宅や車に備蓄しておく」という目的であれば、専門メーカー品をおすすめします。
理由① 災害時は、ゴミの回収がストップするから
災害が起きて断水すると、同時に「ゴミの収集」もストップする可能性が非常に高いです。つまり、家族全員分の使用済み携帯トイレを、自宅の部屋やベランダでずっと保管し続けなければなりません。
100均の携帯トイレに付属しているのは、中身が見えないようにする「普通の黒いビニール袋」であることがほとんど。そのため、数日経つと臭いが漏れ出してしまいます。
ただでさえ不安な避難生活なのに、臭いによるストレスまで加わるのは、避けたいですよね。
メーカー品であれば、排泄物の悪臭を閉じ込める成分が凝固剤に入っていたり、臭いを逃さない「強力な防臭袋」がセットになっていたりします。何日置いても臭い漏れを防ぎ、家族のストレスを大きく軽減できます。
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理由② ちゃんと固まる凝固剤だから
100均の凝固剤は、価格を抑えるために量が少ないことがほとんど。そのため、尿を完全に固めることができず、袋から漏れ出すリスクがあります。
凝固剤の量は、100均だけでなく、メーカー品によっても様々。10g以上あるものを選ぶと安心です。
さらに、量だけでなく、質も大切です。非常用トイレの凝固剤の中には、「水なら固まるが、塩分を含む尿では固まらない」ものもあります。
メーカ品であっても、「塩分を含む尿でもちゃんと固まる凝固剤」を選びましょう。
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理由③ 長期保管が可能だから
災害は明日起きるかもしれませんし、5年後、10年後かもしれません。備蓄用の携帯トイレは、何年も長期間保管しておくことが大前提になります。
100均の商品には、明確な製造年月日や使用期限が記載されていないことが多く、パッケージの密閉性も決して高くありません。
そのため、数年備蓄していると、いざ使おうとした時に湿気や熱で凝固剤が劣化し、「尿が固まらない…」という事態になるリスクがあります。
専門メーカー品であれば、長期間の保存に耐える頑丈なアルミパッケージなどを採用しており、「10年保存」「15年保存」と明確に品質が保証されています。長期保管しても劣化しにくく、いざという時に確実に使える安心感が違います。
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携帯トイレは「適材適所」で賢く使い分けよう

- 日常の持ち歩き用や、お出かけのお守りには「100均の携帯トイレ」
- 家族を守るメインの備蓄には「メーカー品の携帯トイレ」
このように、携帯トイレはそれぞれの強みを活かして適材適所で賢く使い分けるのがおすすめです。
いざという時に備え、まずは確実な防臭力と長期保存が保証された専門品を、ご自宅にしっかりと備えておくことから始めてみてください。
【監修】防災士・柳原志保(しほママ)

東日本大震災での被災経験から、「本当に現場で使える」にこだわってQbitシリーズの開発を監修。「食べ物は我慢できても、トイレは我慢できない」——。開発に込めたしほママの想いとストーリーはこちら。
